曲の説明
こんにちは！この曲は、私の身近にいるシングルマザーの知人から聞いたお話をもとに書きました。普段はあまり弱音を吐かない彼女が、子どもとの日常の中でふと涙した瞬間や、頑張ろうと心に決めた強さを語ってくれたんです。その言葉がとても心に響いて、「この気持ちを形にしたい」と思ってできた曲です。
「お父さん」と呼ばれるたびに少しだけ心がチクッとする…でも、子どもが振り返って見せてくれる笑顔が、その痛みをすぐに和らげてくれるんですよね。歌詞の「私は父でいると決めた」という部分には、そんな強さと覚悟が詰まっています。母としてだけじゃなく、父としても自分が支えるんだ、という気持ちを表現しました。
「私はシングルファザー 母でも父でも構わない」というフレーズは、実際に友人が「自分はもう母でも父でもどっちでもいいや」と笑っていたことがきっかけで生まれました。子どもにとってのヒーローでありたい、その一心で頑張る姿がすごく素敵で、どんな呼ばれ方でも関係ないんだなって思ったんです。
サビの「ありがとうなんていらない」は、親心そのもの。子どもが元気で笑っていてくれるだけで、それだけで十分幸せなんですよね。友人も「『ありがとう』って言われるたびに泣きそうになるけど、そんなのなくてもいいのにって思っちゃう」と言っていて、その言葉がそのまま歌詞になりました。
最後の「夕暮れの帰り道」は、実際に彼女が子どもから「大好きだよ、お母さん」って言われて、思わず涙がこぼれたエピソードをもとにしています。でも子どもに気づかれたくなくて、背を向けて「ありがとう」と返した…このシーンが、私にはすごく美しくて切なくて、どうしても歌詞にしたかった部分です。
この曲が、シングルで頑張っているお母さんやお父さんたちに「私も大丈夫かもしれない」って思ってもらえるような、そんなあたたかい一曲になれば嬉しいです。
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歌詞
（あなたに）「お父さん」と呼ばれるたび
胸の奥が少しだけ痛むけど
振り返るあなたの笑顔に
救われる日々を生きている
転ぶあなたに差し出した手
強がるように微笑んで
泣きたい夜もあったけど
私は父でいると決めた
私はシングルファザー
あなたがそう呼ぶなら
弱さも隠して笑うから
何も心配いらないよ
私はシングルファザー
母でも父でも構わない
あなたのヒーローでいられるなら
それでいいから
「ありがとう」なんていらない
ただ元気でいてくれたら
それだけで十分なんだよ
それだけで強くなれる
私はシングルファザー
でも母のままでいたいんだ
あなたの未来を照らせるように
ずっとそばにいるから
夕暮れの帰り道
「大好きだよ、お母さん！」
その声に涙こぼれた・・・
背を向けて「ありがとう」
とだけ返した・・・
夕暮れの帰り道
「大好きだよ、お母さん！」
その声に涙こぼれた・・・
背を向けて「ありがとう」
とだけ返した・・・
(ありがとう、お母さん・・・)