曲の説明
こんにちは!この曲は、大切な人を思いながらも自分の道を選ぶ、そんな強さと切なさが交差する一曲です。書きながら、心の中で何度も揺れる気持ちを表現したくて、夜の静けさや月明かりをイメージして描きました。
「触れたら壊れそうな背中に」という冒頭のフレーズは、相手を大切に思うからこそ近づけない、そんな繊細な距離感を表しています。夜の静けさの中で、「これで終わりにしよう」って思うけど、どうしても名前がこぼれちゃう…これ、すごくリアルな感情ですよね。
サビでは、月影が二人の影を映し出すけど、「寄り添うほど遠ざかる未来」という切なさがポイントです。近づきたいのに、近づくほど未来が離れていくっていう矛盾した感情を表現しました。温もりにすがるように涙がこぼれる…ここは「自分の気持ちに正直になる瞬間」を描いています。
後半は、夜明け前の冷たい風とともに少しずつ決意が固まっていきます。「愛してる」と言えないまま朝が訪れる切なさがある一方で、「旅に出る決意をした」という部分がすごく前向きなんです。過去を振り返りつつも、新しい自分に生まれ変わるために進んでいく感じを大切にしました。
「月影にそっと手を振って」というのは、過去の自分や恋に静かにお別れするイメージです。「次に咲く花は誰にも隠さず愛せるから」というラストは、これまでの恋が無駄じゃなくて、次の恋こそは堂々と大切にしたい、そんな希望を込めました。
この曲は、恋の終わりを描きつつも、新しい自分へ進む勇気をくれるような歌です。聴いてくれた人が「私も前を向こう!」って思えるような、あたたかさを感じてもらえたら嬉しいです。
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歌詞
触れたら壊れそうな背中に
言葉を失くして 立ち尽くす夜
「これで終わりにしよう」 そう思うたび
名前がこぼれてしまう
帰る場所があるあなたを
つなぎとめる資格はない
それでも夜の隙間に
影だけ重ねたくなった
月影が映す二つの影
寄り添うほど遠ざかる未来
触れた温もり すがるように
涙が静かに溢れた
夜明け前 ほどいた髪を
そっと撫でる風が冷たい
「愛してる」とは言えないまま
朝がすべてをさらっていく
咲いたはずの恋は 密やかに
散ることもできず胸の奥に
だけど光を求めるように
旅に出る決意をした
切符一枚 握りしめて
知らない街へ 一人きりで
沈む月を背に受けながら
新しい朝に歩き出す
見知らぬ景色に触れながら
この心 少しずつ変わっていく
あの恋を思い出す頃には
きっと違う私になっている
月影にそっと手を振って
あなたを遠くに置いていく
次に咲く花は 誰にも隠さず
胸を張って愛せるから